Benim Derdim (日本語訳) のジャケット

Benim Derdim (日本語訳)

Ezhel 日本語

ヴァース 1

ある晩、バーでビールを飲んでいたら突然ひとりの男が近づいてきた、おう「若いの、人生ってなんてくだらないんだろうな」と言った「やめてくれよ、おっさん」と俺は言った「少しだけ話させてくれないか?」と言った「話すなよ」と俺は言った

サビ

「俺の悩みだけで十分だ」と俺は言った、ah「俺の悩みだけで十分なんだよ」と俺は言った

ヴァース 2

ある晩、バーで少し酔っていたら女が近づいてきた、様子を見ればわかった「ねえ、彼氏と別れたの」と言った「一緒に遊ばない?」「忘れたくてさ」「近寄るなよ」と俺は言った

サビ

「俺の悩みだけで十分だ」と俺は言った、ah、ah-ha「俺の悩みだけで十分なんだよ」と俺は言った、ah-ah

ヴァース 3

ああ、俺の悩みは尽きない腹が減る、俺の悩みは胃袋だ自分の悩みじゃないと、誰も手を貸さない俺の悩みは身なりじゃない、着られない連中のことさ路上の子どもたちの服、お前の服の悩みはおぞましい俺の悩みは国だ、いつもくそみたいなこのニュース爆弾が落ちているせいで、どこもかしこも暴行だらけだ俺の悩みは世界だ、俺たちと一緒に滅びていく空っぽの傲慢さのせいで、汚れた場所になった俺の悩みは人間だ、人を狂わせる種族悔い改めてばかりで、良心は清められたと思い込む俺の悩みは、反抗できないこと、どうしても形にできないこと肉にも骨にも、たぶんなお前の悩みは中身がない、あほどもは面白いもんだ悩みってのは、手袋をはめたまま手が汗をかくことらしいくだらないことばかり、テレビは恐ろしいドラマの嘘くささを、お前は悩みとして見せつけている俺の悩みは、お前が知ることだ、知るべきだからだ話してやるよ、望むなら、できる限りな俺の悩みは俺一人のものじゃない、みんなのものだ他人のエゴのせいで、俺にも頼れる人がいないという悩みがある俺の悩みは、突然この街のどれかから去ってしまうことだ「悩みよ、一度でも終わってくれ」と言うと、やってくるのは気まぐればかり狂ってしまいそう、狂わせてしまいそう、深いところには恨みがある俺の居場所なんかない、すべてのものの悩みは同じ、おう

サビ

「俺の悩みだけで十分だ」と俺は言った、ah「俺の悩みだけで十分なんだよ」と俺は言った
曲の意味

この曲は、バーで見知らぬ人に次々と声をかけられる男の語りで始まる。老人には身の上話を拒み、女には近寄るなと告げる。彼はひとりで抱えた「俺の悩み」で十分だと繰り返し、他人の事情に関わりたくない姿勢を示す。

後半になると、語り手の悩みは個人的なことから社会全体へと広がっていく。食べ物や服といった生活の問題、国の政治や暴力、テレビドラマの偽物っぽさ、そして人間の傲慢さや利己心が並べられる。自分だけの苦しみが、世界全体の苦しみと重なっていくのがこの曲の流れだ。

印象的なのは、悩みを「誰もが共有するもの」として描く点である。サビの「俺の悩みだけで十分だ」は、他人を拒む言葉であると同時に、逃げ場のない社会への皮肉な諦めとも読める。結びの「すべてのものの悩みは同じ」という言葉が、その意味を一気に広げている。

フレーズ解説
Benim derdim
俺の悩み — 繰り返されるサビの核となる言葉で、タイトルにもなっている
Hiç başlama, abi
やめてくれよ、おっさん — 「abi」は年上の男性への呼びかけで、親しみと軽い拒絶を同時に表す
Ete kemiğe
肉と骨 — 「ete kemiğe bürünmek」(形をとる)にかけた表現で、悩みが実体化しないもどかしさを示す
Kerizler
あほども — 若者言葉の侮蔑語で、軽い皮肉を込めて周囲の人々を呼ぶ
Delir'ce'm, delirt'ce'm
狂ってしまいそう、狂わせてしまいそう — 「delirmek」(狂う)の言葉遊びで、自分と人間を同時に責める響きがある
楽曲情報
リリース日
2017-05-29
アルバム
Müptezhel
作詞・作曲
Ezhel, Bugy
プロデューサー
Bugy, Ezhel

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